扉の焦げ跡を一新!明るく温かみのあるキッチンにリフォームした事例
奈良市 N様 価格:18万円
今回は、扉に焦げ跡がついてしまったことがきっかけに、扉のリフォームをご依頼いただいた奈良市のお客様の事例をご紹介します。
施工前のお悩み
お鍋の火が燃え上がり、キッチンの上の部分が焦げてしまったそうです。
手で触るのを少しためらいそうな程、吊戸に黒い焦げ跡がついています。
今回のご要望は「焦げ跡のついた扉を交換したい」「せっかく扉を交換するなら明るい色にしたい」とのことでした。
少し暗い印象を受けるグレーの扉をリフォームすることで、キッチンを明るく生まれ変わらせます。
施工のポイント
明るい木目柄の扉に変更したことにより、少し入り込んだ形状のキッチンも明るくなりました。
耐指紋仕上げの扉は、はじめは鏡面の扉をご希望だったお客様にも、しっかり気に入っていただきました。
耐指紋仕上げは、指紋が付きにくいだけでなく汚れも付きにくいので、キッチンに使用する素材としておすすめです。
ナチュラルな雰囲気の扉なので、キッチン全体に温かみが感じられるようになりました。
キッチンに使用する素材は、汚れにくく掃除がしやすいものがおすすめです。
汚れにくいキッチンってどんな素材が使われている?
食材や調味料のついた手で作業をしたり、火や水を使用することで何かと汚れやすいキッチンですが、素材を工夫すれば、お掃除の手間がグッと少なくなります。
今回は、汚れにくいキッチンの素材をご紹介します。
1.ステンレス
キッチンに使用される最も代表的な素材です。
ステンレスには、次のような特徴があります。
- 清潔(錆びにくい、腐食を起こさない、臭いが付きにくい)
- 手入れしやすい(丈夫、汚れが染み込みにくい)
- 耐水・耐熱
- 安価
- 細かな傷が付きやすい・目立つ
- 無機質
レストランの厨房は、ほとんどがこのステンレス製です。
衛生的で安価、中性洗剤で拭き取るだけで汚れが取れて、さらに丈夫。
しかし機能面を重視したものが多く、無機質でインテリア性に欠けるなど、一般の家庭には向いていない面もあります。
2.人工大理石・人造大理石
こちらも定番の素材。
特徴は次の通りです。
- 高級感を演出できる
- 耐水
- 色やデザイン豊富
- 手入れしやすい
- 傷や汚れに強い
- 錆びにくい
人工大理石は、アクリル樹脂やポリエステル樹脂で出来た素材です。
アクリル製のものは高価ですが熱や傷に強く、ポリエステル製のものは安価ですが熱や傷に弱いです。
ポリエステル製のものに、直接、やかんや鍋を置くのは避けましょう。
人造大理石は、セメントや樹脂で、天然の大理石を粉砕したものを固めた素材です。
3.天然石
インテリア性を重視するなら、こちらがおすすめです。
このような特徴があります。
- 高級感・重厚感がある
- 自然素材の温もり
- 天然石の美しさ
- 高価
- 手入れしにくい(汚れや水が染み込みやすい、変色しやすい、割れやすい)
とにかくおしゃれなキッチンを演出したいなら、天然石がおすすめです。
天然石には細かい穴が空いているので、水や汚れが染み込みやすく、一度ついた汚れは落とせません。
汚れが気になる場合は、濃い色のものを選びましょう。
御影石と大理石の2種類がありますが、水の染み込みにくい御影石がよく使われます。
4.メラミン
メラミンは、合板(木質ボード)とメラミン化粧板(色や柄を印刷した化粧紙にメラミン樹脂を染み込ませた板)を熱で貼り付けたものです。
こちらも、インテリア性を重視する方におすすめです。
- 安価
- 柄・色が豊富
- 耐水
- お手入れしやすい(汚れにくい)
- 熱にやや弱い
熱に弱いので、直接、やかんや鍋を置くことは避けましょう。
5.ホーロー
ホーローは、金属の土台に、陶磁器の表面に使われるガラス質の粉をかけて、高温で焼き付けたものです。
- 安価
- 丈夫(割れにくい)
- 耐熱
- お手入れしやすい
- 色が豊富
丈夫・耐熱・色が豊富・安価で人気なのが、ホーローです。
表面が欠けたり割れたりすると、下地の金属が錆びてしまったり、丈夫ゆえに落とした食器が割れやすかったりするデメリットもあります。